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更新:2004/12/24



能ナシ


カンパイしようぜ
清らかで果敢(はか)ないものに
カンパイしようぜ
正しくて意味ないことに

どんな問題だろうが
自分の気分次第で
片付けられるなんて
子供だましもいい所じゃないか

開き直れる程度の
悩みしか持ってない
オマエに
勇気などが
備(そな)わりっこない
逃げ回ってみろ
行き詰まるまで

know nothing

楽観だか 油断だか
区別つかぬまま
信念の下(もと)
がむしゃらに泳いでたのさ

どんな障害だろうが
自分の努力のみで
乗り越えられるなんて
思い上がりもいい所なのに

笑い飛ばせる程度の
痛みしか知らない
オマエに
情けなどが
備わりっこない
へつらってなさいな
へたり込むまで

know nothing

誰かの足を引っ張りでもしないと
誰にも気に掛けてもらえないの?

開き直れる程度の
悩みしか持ってない
オマエに
笑い飛ばせる程度の
痛みしか知らない
オマエに
夢中なんだ

鼻つまんで丸呑みしたら
排泄(はいせつ)して
その健全ぶり
見せつけてくれ


誕生:2001




死角


殴りたい
切りつけたい
刺したい
撃ちたい 絞めたい
巻き上げたい
閉じ込めたい
とにかく
抜きん出ていたい

凶暴になる事でしか
注目されない
劣勢にある者にしか
襲いかかれない

負け惜しみでも
独り善がりでも
まかり通ってるや
ほら

最初に
捌(さば)かれるのは

『 』

Ah
僕はいつまで
このフィルターに
へばり付くんだ
濾(こ)されぬまま
腐りながら
このフィルターに

強引な強さで
蔓延(はびこ)りだした人類は
自らの肥大する欲に
刈(か)られて行きそうさ

防ぎようがない
滅(ほろ)ぼせなどしない
災難・精神的苦痛
食らってごらんよ
今すぐ

次第に
干涸(ひから)びるのも

『 』

Ah
僕はいつまで
このフィルターに
へばり付くんだ
産まれ落ちて
死に損なって
生きれもせず

You say,

分からない
知りたくない
聞かない
考えたくない
汲(く)み取らない
労(ねぎら)わない
とにかく
関わりたくない


誕生:2000




終身刑


汗ばむ顔に
絡み付いたクモの巣
主を捕まえようが
懲(こ)らしめきれずに

憤(いきどお)るほど
やり場のなさが
自らを裂いて行くだけ

僕さえ ずっと
踏みこたえればいい
このまま息を
凝(こ)らしてればいい
石のように
石のように

嘘のつけない
空の下で
祈りもせず
死ぬまで

脱け出す術(すべ)も
試(こころ)み尽くした朝
ケロイドが吸った露(つゆ)は
露でしかなくて

けなげな全身で
覚えた引け目
うなされる日々に
馴染みたい

誰かに そっと
包んでほしかった
そのまま息を
吐いてみたかった
要素がない
資格もない

血が赤いうち
固まらぬうち
手を伸ばしても
食い込む縄

あのとき僕が
殺されていたら
あのまま息が
絶えていたなら
こんな風に…
こんな風に…

だけど生きる
だから歌う
傷みながら
死ぬまで
ただ、死ぬまで


(10代最後の作品)




圏外


自販機で買った
ポタージュのコーン
たいらげようとした
あの時
一番星に
見下ろされたおかげで

君の全身の
ホクロの位置
把握したくなって
のたくる始末

そっけないのは
照れ臭いからだってば

この眼(め)が描ける
何通りもの悲劇から
連れ出してくれるなら
その先が
どんなに惨(むご)たらしくてもいい
ただちに手をとって

便乗を期した救急車は
信号無視で音痴になった
追い討ちかけた
君の指摘みたいさ

この眼が描けぬ
何通りもの奇跡へと
漕(こ)ぎ出してくれるなら
その先が
どんなに煩(わずら)わしくてもいい
ただちに手をとって

ふて腐れて
しでかした事
白状しては
探るけど…

この眼が描ける
何通りもの悲劇から
連れ出してくれるなら
その先が
どんなに惨たらしくてもいい
ただちに手を

この眼が描けぬ
何通りもの奇跡へと
漕ぎ出してくれるなら
その先が
どんなに煩わしくてもいい
ただちに手をとって


誕生:1999




居候 isourou


夜中に眉間の辺りで
暴れるサルを
取っちめたるの
手伝ってくれませんか

飼えないなら
いじらないで
見つめないで

焼き付いた眼差(まなざ)しは
無邪気すぎた

焦がれるがゆえに
厳しくなってしまう
鋭くなれば
なるほどに短く

君とでなくちゃ
イケない体などない
移るの防いどいて
何を促(うなが)すの

そんな事どうだっていいのに
割りきれない分を
封じきれない

背中に「そっとしておけ」って
吠えてるイヌを
貼っ付け歩き回るの
やめましょう

飼いたいなら
ビビらないで
だらけないで

駆り立てる源(みなもと)は
乱れだした

熟(こな)れるがゆえに
侘(わび)しくなってしまう
細かくなれば
なるほどに小さく

君とでなくちゃ
イケない体にして
宿すの拒(こば)んどいて
何を掲(かか)げるの

そんな日があったっていいのに
割りきれない分を
庇(かば)いきれない

…焦がれるがゆえに


誕生:1995 脱皮:1999






※ 誕生:大まかな旋律が生まれた年
  脱皮:詞の中心思想が変わった年

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