PUBLIC REST ROOM
カギを持ってない誰かが こじ開けたドアから
次々と上がり込む野良犬たち
残飯を喰い散らかして そそくさと出て行く
僕はと言えばそれを 天井裏で窺(うかが)ってる
ここは忌まわしい物を 仕舞い込むだけのために
造られたかのよう
いずれこんな事だって 慣れっこになっちまうさ
見向きもされないで 居るよりはマシだろ
そう思いでもしなきゃ 取り壊されるのみ
モットモなんじゃないの?
マットウしてやったらどう?
自称「芸術家肌」のガキが スプレーを片手に
闇夜という友達と戯れ合いだす
アヤツは 無くてはならない場所を 知らん振りする
しかしながら なかなか 愛してはもらえぬ場所を
ここは麗しい物を 引き立てるだけのために
使われてるのかい
いずれこんな事だって 慣れっこになっちまうさ
見向きもされないで 居るよりはマシだろ
そう思いでもしなきゃ 取り壊されるのみ
モットモなんじゃないの?
マットウしてやったらどう?
誕生:2002
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助手席に乗せた焦燥
キズだらけの愛車
標識の通り 見通し悪い路 スピード緩めりゃ
後ろから 高らかなクラクション
あのガードレール突き破ろうが
誰も褒めてくれそうにない
僕がそういう奴なのか 今はそういう時期なのか
僕がそういう奴なのか 今はそういう時期なのか
悲しすぎて 笑えてきた
シラフだってのが またいい
トランクに積んである 死骸の臭いが
きつさ増す前に あの娘に会いたい
枕カバーを 替えはしたけども
取り上げたそのカミソリで 私の邪推を切り裂いてよ
あれを最後にしたくない 君もそう思わないか
あれを最後にしたくない 君もそう思わないか
苦しいくらい 快くて
つねり合った痕は もうない
切り裂いてよ… 切り裂いてよ… 切り裂いてよ
僕がそういう奴なのか 今はそういう時期なのか
あれを最後にしたくない 君もそう思わないか
次のパーキングエリアで 喉を潤すとしよう
次のパーキングエリアで 次のパーキングエリアで
誕生:2002
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蔓 kazura
君を泣かすつもりは 微塵(みじん)もなかったんだと
弁解しかけたけど
それは こんな事で泣いちゃう君が変と
侮辱するも同然
腫れ物に触り合うようで 気疲れはピークに
またもや君は「恐れ多い」って
とても口惜しそうに すり抜けてゆく
君自身が許せぬ君を 僕はどう愛せばいい?
だって伝わるはずないだろう
この胸の内
まるで役に立てない自分が イヤになって
君から遠ざかった
けれど役に立ちたい自分を 捨てきれず
視線は君の方へ
心から謙(へりくだ)れたら いくらかラクになる?
酷い仕打ちにも挫けないで
当然のごとく 両手 広げた?
そう言えば君も よく似た思い示してた
ちょっと軽んじ過ぎたみたい
その胸の内
まやかしに乗っかったり 他人を罵(ののし)ったりばかり
そんな僕への頼りがいを 何度も力説してくれた君
君自身が誇れる君に 気付けた時には
きっと 君以上に喜ぶ僕がいるだろう
いつまでだって待てるさ
見込んでるから
誕生:2002
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ヒートアイランド
溶け出した本性は 泥濘(ぬかるみ)となって
君を視界から追放したがる
傷む物を好み
じめついた場所で 生い茂ったものの
誰も寄りつかない
そんな
カビみたいな存在の 肩を持つ奴に
僕はどれくらい 出くわすのだろう
この鼓動は そいつを知りたいがために
未だ止まろうとしない ということにしておこう
蒸発しない過去は 竜巻となって
僕を地上から抹消したがる
臭い物を探し
キチガイのごとく 飛び回ったあげく
力尽きてしまう
そんな
ハエみたいな存在の 肩を持つ奴と
僕はどれくらい 連(つる)めるのだろう
この脈は そいつを知りたいがために
今も打ち続けてる ということにしておこう
そして baby,
おまえの胸に耳を当て 手首を握って
守ってみせると うそぶいてあげたい
ウワゴトのように
素肌すら剥(は)ぎたくて 仕様がなくなっても
息があるうちは 雨乞いもできる
息があるうちに 雨乞いをするんだ
誕生:2002
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ゾンビ
刃渡り14cmのナイフを手に僕の
脇腹へ突進してくるオマエ
狙いをつける事は 外れをつくる事さ
縮まる寿命を憂えるがいい
怒鳴りたてるか? 掴(つか)みかかるか?
相手にしてやるってのか?
肉眼じゃ見えない物は
そこに無いって言い放ちたい
信じなきゃいけない物に
すがり付く気になどなれない
小人が寄ってたかって しかも夜通し僕の
額(ひたい)を目がけて 石を投げつける
外れを設けないと 当りを祝えないな
なるほど実によくできた世界
シラミ潰し いや、モグラ叩きだ
ぼちぼち遊び飽きたろう?
肉眼じゃ見えない物は
そこに無いって言い放ちたい
信じなきゃいけない物に
すがり付く気になどなれない
手応えを感じぬ物の 傍(かたわ)らをうろつきながら
悲しみを正当化するも
そんな自分への怒りがまた
生きがいかのように 滾(たぎ)るよ
誕生:2002
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