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更新:2004/12/24



35. 別荘 - second house -


鳴り止まぬ騒音
眠らないで良さそうだ
近所のコンビニ
閉店セール中

雲行きが怪しい
干上がらずに済みそうだ
買い込んだ物は
どれもノンシュガー

取り乱してしまえればいい
後先を踏まえぬまま
取り乱してしまえるのなら

健やかな内臓
でも逸らしたくなる目
白紙の脇には
インクの切れたペン

揺り籠が恋しい
膝を抱くつもりはない
移り気というか
薄情なんだろう

戯れていられればいい
契りなど交わさぬまま
戯れていられるのなら


誕生:2003




34. 黄色い落下傘


涙は見せたくないと口に出し
陰では泣いてるのだと臭わす
よくある手なのに したり顔だし
ナメられてるとしか言い様ない

そこをどかないで
いてみやがれ化け物が
シビれ切らしてくれなきゃ
触りたくない

粗捜しせずにいられないのは
受け入れたいからこその話さ
長所だけに目を向けるように
頑張りだす方が危機だろう

別れなど訪れない
とでも思ってるのか
浮かれて振り回したカバン
さぁ、開けるがいい

叶わぬ夢は無いと唱えてた
奴は今や いわゆるストーカー

そこをどかないで
いてみやがれ化け物が
別れなど訪れない
とでも思ってるのか
浮かれて振り回したカバン
さぁ、開けるがいい


誕生:2003




33. トリックスター


老朽化の進む橋の上
君は誰と待ち合わせしたの?
踏み込んだら たちまち崩壊
そんな所で 何 図ろうとしてんの?

バチガイだろうと しゃしゃり出てく
タフガイ
案外 案外

どうも大袈裟で ウソっぱちに映るよ
どうも得意気で ミエっぱりに映るよ
不思議がりながらも釘付け

この心を捕まえてほしい
証拠不充分だって 釈放しないで
その頭にブチ込みがてら
働かせて ずっと監視してて

タダモノじゃないと 言われたげな
クセモノ
いつもの いつもの

もう潮時など とうに過ぎてるはず
もう限界など ゆうに越えてるはず
なのに

どうも大袈裟で ウソっぱちに映るよ
どうも得意気で ミエっぱりに映るよ
可愛くって 有り金はたきそう
有り金はたきそう


誕生:2003




32. またの名を絶縁状


だから 深入りするべきじゃないと
重ね重ね 告げておいたろう
蹴られたくなければ 横たわるな
哀れむほど 見下しちゃいないよ

虚ろな眼に 痩せこけた頬
費やした物ばかり数えたがる
お前クレイジー

僕の取り扱い説明書、遂に出番が来たようだ
携帯するには 鬱陶し過ぎるそれ

感謝も容赦も しないでほしい
惹かれる根拠は 謎のままに
こんなろくでもなさげな事柄
考えたくて考えてるわけないさ

この世に愛なんて無きゃいい
今更もう 直視できない
違いを知りたくない

僕の取り扱い説明書、読破した頃にはきっと
僕自体が どこを見回そうとも…

離れられなくなりたくない
何も残して行きたくない
離れられなくなりたくない
何も残して行きたくない

僕の取り扱い説明書、読破する頃にはきっと
僕自体が、僕自体が、僕自体が…


誕生:1995 脱皮:2002




31. 生まれたての喪失感


淡い色をした壁が 四方から見下ろす
診察台の上には 数知れぬ疑問符
平然と過ごしてく分 蓄積されるソイツ
何に化けるのやら

守り抜きたいと 思えないほどに
崩れ去らないと 思い込んできた

ここに有る 仕方の無さが
君のもとへ急がすけど
そこに有る 仕方の無さに
踏み止まるしかなくなる

ちらつく空席は今日も 僕が抱えている
荷物の大きさだけを 物語りやがるよう
中味ぶちまけさえすりゃ 身軽になれるなんて
とんだ誤算だった

泣き叫ぶことを 許された場所は
血を流すことも 禁じない場所で

ここに有る 仕方の無さが
君のもとへ急がすけど
そこに有る 仕方の無さに
踏み止まるしかなくなる

守り抜きたいと 思えないほどに
崩れ去らないと 思い込んできた

僕は なぜ 認(したた)めるんだ
そうせずに 居られないんだ
殺めきれない感情に
微笑みかけてあげたいのか

あげたいのか


誕生:2002






※ 誕生:大まかな旋律が生まれた年
  脱皮:詞の中心思想が変わった年

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