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更新:2008/1/29



迂回癖 ukaiheki


一つ通りを間違えただけで
そこは別世界のように静かで
自分の影にすら
ビクついてしまった

風に舞う枯れ葉たち
小声で笑ってら

どこへ何を運ぶべく
急いでたの
あのデコレーショントラック

歩いてみて分かった
歩けない距離じゃなかった

無くしてしまえば
要らなくなれるさ
宝箱の中のそれさえ

生まれて間もないうちの僕らは
恥じらいもなく裸でいたが
大事な所ほど
見せがたくなるんだ

昨日も塗り潰した
好きでもない色で

冷蔵庫の奥の方
まさぐったら
毒と化したモンばっかり

迷うも転ぶも
行き着こうとするがゆえ

飢えてきたのなら
愛しくなれるさ
ゴミ袋の中のそれさえ

小さな器から
ダラダラこぼれる
そいつを受け止めて
くれてたのは誰

包帯を巻こうが
隠しきれやしない
気付いてもらいたさに
今ごろ気が付いた

始発に飛び乗った


誕生:2008.1.




片付いた部屋で


ラストシーンを巻き戻す
これで何度目だろう
すり切れてしまえばいいのに

君にとっての幸せ
僕はとっても辛い
もう寄り添ってはいられない

欲深い目で見つめぬよう
罪深い手で触らぬよう
捧げたモノなど忘れ去ろう

どんな風に変わろうとも
君は君だ かけがえない
なるべくしてそうなったのさ
幻想じみた夢にグッバイ

証拠集めに走り
握り締めたのは
愛されてた事実なんかじゃなく

付き合わせていただけ
割り込んでただけ
そんな過去の欠片ばかり

誰に見せびらかすつもりで
何を捨てずにいるつもりだ
実らぬワケから思い知ろう

どんな朝が訪れても
ここを越せる気はしないが
その意中に居座れずに
泣き暮らした日々にグッバイ

君ありきの僕にグッバイ


誕生:2007.12.




Warm Up


思いきり折れた骨
しばらく固定してれば
元通りになりそう
で、ガチガチになってら

外せたって
伸ばせないね
まだ

掴み取れやしないだろう
すぐにはできっこないんだ
その痛み感じてこそ
掴めることは喜ばしい

悪びれて畏まる
おんなじ姿勢でいなきゃ
爪弾きにされそう
で、ピリピリしちゃってら

崩せたって
進めないね
まだ

走り出せやしないだろう
すぐにはできっこないんだ
その痺れ感じてこそ
走れることは喜ばしい

戸惑わずにいられまい
いざ解き放されると
怖じ気づいてしまうもの
そんな脳(キミ)ゆえ
愛くるしい

呼吸していよう


誕生:2007




晩冬


眠気を誘う揺らぎに乗り
夕焼けを眺めてる
また終わり始めた今日を
引き止める術などない

部屋中の明かりを消して
星空を眺めてる
心惹かれてしまうのは
似合わない物ばかり

それどころじゃないのに
それどころじゃないのに
いつまでこうしている
いつまでそうしてる

予報の通りに広がる
雨雲を眺めてる
少し強めのアルコール
流し込み笑ってみる

それどころじゃないのに
それどころじゃないのに
いつまでこうしている
いつまでそうしてる

こぎ着けるはずだった
あの場所は遠ざかってくだけ
でも言い聞かせたんだ
この命の使い道はあると

叫ばなくてもいいよ
暴れなくてもいいよ
ちゃんと見てる
聴こえている
こんなにも傍にいる

ひとりだって伝えよう
どこでだって伝えよう
伝わるよう
伝わるよう
伝わるよう

名前などなくなってもいい
その声が届くなら
身体すらなくなってもいい
その声が残るなら


誕生:2007




フリーダム


行列の最後尾で
背伸びし続けてみるも
匂いすら嗅ぎ取れない

はけ口を探し出せず
矛先をねじ曲げてく
ハイエナのごとき目で

誰でもいいから
謝らせてやりたい
叩き潰して
見下ろしていたい

次から次へ飛びかかる
正義という名のマントまとい
恨み辛みが四方八方

すぐに閉ざせるはずなのに
切り替えられるはずなのに
そのまま

余るほどある食い物
飽きるほどした戯れ事
空しさで満たす胸

嘘でもいいなら
喜ばせてあげたい
迎合しまくって
微笑んでいたい

隅から隅へ行き渡る
図々しいくらいの勇気
どこのどいつも
エンターテイナー?

まるで呼ばれたかのように
選び抜かれたかのように
そのまま

立ち上がれるんだ
燃え上がれるんだ


誕生:2007








(c)Ruka Ibuki